2020年10月3日(土)からDRAGON QUEST ダイの大冒険のアニメがスタートしました。
ジャンプ連載時にも一度アニメ化されましたが(1991年10月~1992年9月)、バランとの戦いの途中で打ち切りになりました。(バランがダイの記憶を消そうとするも、それを跳ね返し、バランが去っていくところで終了)
本ページでは2020年版アニメ31~40話の原作の収録話、原作との違いをご紹介します。
※この記事にはネタバレを含んでいます。
第31話「父と子の戦い」
放送日:2021年5月8日(土)
収録話 (原作) | 第108話:勇者ダイ復活!!!の巻 第109話:地上最大の攻防!!の巻 第110話:超呪文・生か死か…!!?の巻 第111話:竜の一刀!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ほとんど原作通りに進行しました。
ダイとバランの地上と空での攻防はカメラワークを駆使していて非常にスピーディーかつ迫力があり、原作の第109話タイトルである「地上最大の攻防」にふさわしい内容でした。
《タイトルについて》
原作の第85話タイトルである「父と子の戦い」がここで冠されました。
ダイとバランの一対一の戦いは実質この回が初めてであるため、このタイトルも悪くはありませんが、前述のとおり今までで一番の攻防を描いており、原作の通り「地上最大の攻防」の方が良かったのではないかと思います。
今後、何度か迫力のある戦いが描かれますが、パーティーでの戦闘シーンが多く、「地上」「一対一」という条件下ではダイvsバランが最も激しいバトルと言っても過言ではありません。その点も含めて、「地上最大の攻防」というタイトルを外したのは惜しかったと言えます。
第32話「父との決別」
放送日:2021年5月15日(土)
収録話 (原作) | 第111話:竜の一刀!!の巻 第112話:死を超えた一撃!!!の巻 第113話:父との決別の巻 第114話:最後通告の巻 |
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《感想・原作との違い》
原作以上にポップとゴメちゃんの会話、ダイvsバランが同時進行し、ポップの一撃につながります。
ただし、バランとポップの距離が離れすぎていて、意識の無い状態で本当に呪文が当たるのかは疑問点であるため、もう少し接近させた状態の方がベストであるように思います。
原作と違っていた点は、バランの紋章閃がダイの肩を貫いた後、バランはすぐにギガブレイクを放ちますが、アニメではもう少しバトルが続きました。また、バランがポップを蘇生して去っていく最中のナレーション(ダイがバランに初めて父の温もりを感じたこと)とミストバーン&キルバーンの会話が削除されていました。
バランとの激しい戦いが終わった後の余韻として非常に印象深い場面ですが、バッサリと削除されてしまったことは残念でした。特にナレーションの部分はバランが人間の心を取り戻し、今後のダイとの共闘を予感させる非常に重要なシーンでもあります。
《タイトルについて》
原作のとおり「父との決別」以上のタイトルはありませんね。
ただし、余韻に浸る間もなく「最後通告」のシーンへと移ってしまったため、バランが去っていく場面で次回に続く方が「神回」とも言うべき内容になっていたのではないかと思います。
第33話「ザボエラの奇策」
放送日:2021年5月22日(土)
収録話 (原作) | 第114話:最後通告の巻 第115話:帰ってきたマァム…!!?の巻 第116話:激突!!!極大呪文の巻 第117話:それぞれの使命の巻 |
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《感想・原作との違い》
ハドラーがバーンから最後通告を受けた後、アニメオリジナルシーンが追加されていました。
ハドラーがザボエラに「俺も親衛隊を集めるから、ザボエラも妖魔師団の総力を結集しろ」と指示しますが、ザボエラはそれに反対するというシーンです。
残りはほぼ原作通りでしたが、ザボエラの腕が切断されるシーンやハドラーの下半身が無くなっているシーンはアニメではオブラートに包まれていました。
《タイトルについて》
「ザボエラの奇策」というタイトルがつけられましたが、マァム(ザボエラのモシャス)の完全なネタバレとなってしまっています。
また、ザボエラの「奇策」というよりは、「罠」ですね。ザボエラにとっては卑劣な策を練ることは普段通りのことであるため、「奇策」という言葉には違和感を感じます。
極大呪文vs極大呪文という原作唯一のシーンであるため、「激突!極大呪文!」でもよかったかもしれません。
第34話「ロモス武術大会」
放送日:2021年5月29日(土)
収録話 (原作) | 第118話:最強剣はどこだ・・・!!?の巻 第119話:ロモス武術大会の巻 第120話:再会!!武道家マァムの巻 |
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《感想・原作との違い》
冒頭に2つのアニメオリジナルシーンが挿入されました。
まず1つ目は、ダイ一行が気球に乗ってパプニカに帰還し、レオナが即座に「これから行いたいこと」を三賢者に指示するシーン。
2つ目は、山奥でマァムがブロキーナ老師から修行の終わりを告げられるシーンでした。
ロモス武術大会でマァムと再開後、原作ではポップがマァムの豊満かつ清らかな胸を突きますが、アニメでは顔を接近させるシーンに置き換えられました。また、武道着姿のマァムは黒いタイツを履いており、どんなに動き回ってもパンチラしない仕様に変更されてしまいました。
もう1つ、マァムがバランとの死闘を聞いた後、原作では「棄権する」と言い出しますが、アニメでは「優勝しても覇者の剣は受け取らない」というセリフに変更されていました。
《タイトルについて》
今回は武術大会の話がメインであるため、「ロモス武術大会」がベストであると思います。
第35話「決勝戦の異変」
放送日:2021年5月29日(土)
収録話 (原作) | 第121話:覇者の剣の巻 第122話:決勝戦の異変!!の巻 第123話:ザボエラの息子の巻 第124話:恐怖の超魔生物の巻 |
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《感想・原作との違い》
《タイトルについて》
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