2020年10月3日(土)からDRAGON QUEST ダイの大冒険のアニメがスタートしました。
ジャンプ連載時にも一度アニメ化されましたが(1991年10月~1992年9月)、バランとの戦いの途中で打ち切りになりました。(バランがダイの記憶を消そうとするも、それを跳ね返し、バランが去っていくところで終了)
本ページでは2020年版アニメ21~30話の原作の収録話、原作との違いをご紹介します。
※この記事にはネタバレを含んでいます。
第21話「マァムの決意」
放送日:2021年2月27日(土)
収録話 (原作) | 第73話:マァムの決意の巻 第74話:揺れる鬼岩城…!!の巻 第75話:また会う日までの巻 |
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《感想・原作との違い》
ほとんど原作通りに進行しましたが、マトリフがマァムの豊満かつ清らかな胸を鷲掴みのセクハラシーンはアニメでは未遂に終わりました。原作を読んだ当時はサービスシーンと受け止めていましたが、隙あらば16歳の女の子の胸を揉むなんて、今考えるとマトリフはとんでもないクソジジイですね。
また、ドラクエでお馴染みの転職がここで取り扱われます。
次回の買い物と同様にドラクエの世界観をしっかり受け継ぐ印象深いシーンです。
第22話「デパートへ行こう」
放送日:2021年3月6日(土)
収録話 (原作) | 第76話:デパートへ行こう!の巻 第77話:超竜軍団猛攻!!!の巻 第78話:ベンガーナ市街戦の巻 |
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《感想・原作との違い》
ドラクエでは新しい街を訪れるたびに買い物をしますが、それがダイの大冒険でも再現された印象深いストーリーです。デパートに行く前に、原作ではパプニカ城下町の武器屋の店長がダイに「どたまかなづち」を勧めるシーンがカットされました。(デパートの武器コーナーで登場)
デパートは原作と同じ地下1階~地上5階の作りです。原作ではエレベーターで鎧・服を取り扱う5階に行きますが、アニメではレオナの希望で「デパ地下」の食料品売り場に行きます。ここではアニメオリジナルの「スラまん」「スラタピ」等の飲食物や、ゲームではおなじみ(原作では未登場)の「小さなメダル」が出てきます。また、3階の日用雑貨コーナーでは「黄金のうまのふん」という超高級品が登場しました。
アニメでは原作と武器と鎧・服の階が逆になっていました。
(ストーリーの都合上、鎧・服⇒武器の順番で進まなければならないため)
つまり、この後、ダイは鎧の重みでデパートから落下しますが、5階から落ちてしまうことになります。
鎧・服コーナーでは、原作はレオナは露出度の高い「あぶない水着」のようなものを試着しますが、アニメではアウトなので、天使のレオタード、絹のエプロン、遊び人の服、商人の服、猫のぬいぐるみを試着し、最後に賢者っぽい衣服で落ち着きました。
《タイトルについて》
視聴前には、「ベンガーナ市街戦」が良いと思いましたが、デパートのシーンでは原作以上に大きく膨らませて、ダイの大冒険の世界観を広げてくれたので、「デパートへ行こう」もしっくりきました。
第23話「竜の騎士」
放送日:2021年3月13日(土)
収録話 (原作) | 第79話:巨大竜をたおせ!!の巻 第80話:吠えるダイ…!!!の巻 第81話:竜の騎士の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りでしたが、滅ぼされてしまったカール王国で、ヒュンケルがホルキンスの弟と会話するシーンがありますが、原作では「第82話:衝撃のバラン!!!の巻」に収録されています。
キルバーンの去り際のセリフとこのシーンが、湖の神殿でダイがバランが邂逅することを示唆しています。
《タイトルについて》
「竜の騎士」一択ですね。
フレイザード編までは、物語の導入部分であり、起承転結の「起」(主要人物の登場、打倒大魔王へのロードマップ、仲間の加入・離脱)でしたが、この回から物語の根幹へと突入する「承」の部分となります。今までは「竜の紋章」は謎の超パワーとして扱われましたが、バランの登場により、ダイもポップもヒュンケルも大きな転機を迎えます。
第14話「竜騎将バラン」
放送日:2021年3月20日(土)
収録話 (原作) | 第82話:衝撃のバラン!!!の巻 第83話:竜騎将の正体の巻 第84話:笑う大魔王の巻 第85話:父と子の戦い!!!の巻 第86話:戦慄!竜闘気!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りです。
《タイトルについて》
「父と子の戦い」がベストではありますが、予告でのネタバレを防ぐため、「竜騎将バラン」になったと思われます。
第25話「戦慄の竜闘気」
放送日:2021年3月27日(土)
収録話 (原作) | 第86話:戦慄!竜闘気!!の巻 第87話:この生命かけて…!!の巻 第88話:恐怖の閃光の巻 第89話:ダイ・レベル1…!?の巻 第90話:最強軍団集合!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りです。
30年前のアニメ放送では、紋章の共鳴により支配されることなく、ダイがバランを退ける場面で終了します。
そのため、ダイが記憶を失ってからは初のアニメ化となります。
テンポ良く竜騎衆の登場まで進みますが、ボラホーンの乗っている竜はガメゴンロードのようです。
(原作ではカラーがわからないため、通常のガメゴンだと思っていました)
《タイトルについて》
第24話~第25話にまたがってしまいましたが、「戦慄の竜闘気」一択ですね。
ただ、このタイトルをつけるのであれば、第24話はクロコダインとバランの戦いが始まる直前までで止めておいた方が、よりタイトルが生きたと思います。
第26話「竜騎衆大接近」
放送日:2021年4月3日(土)
収録話 (原作) | 第90話:最強軍団集合!!の巻 第91話:竜騎衆大接近!!!の巻 第92話:決裂…⁉ 第93話:ポップ、決死の挑戦!!の巻 第94話:狂乱!!ガルダンディーの巻 |
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《感想・原作との違い》
竜騎衆が集合した後、バランが戦の準備をしている間に、ガルダンディーは相棒のルード(スカイドラゴン)と共にベンガーナの街を襲いますが、カットされていました。また、藁をも掴む思いでポップがマトリフの洞窟を訪れるシーンもカットされました。
他に気づいたシーンは、ストーリーに変更はありませんが、テラン王は原作に比べて口元の髭の部分が少なく、若く見えました。
最後にヒュンケルがポップのピンチを救うシーンでは、原作では何か(「第95話:猛反撃!!アバンの使徒の巻」でブラッディ―スクライドであったことが判明)がガルダンディーの肩を貫く描写がありますが、アニメでは細い紫色の衝撃派であるため、「ブラッディ―スクライドにしては随分細いな」という印象を受けました。
《タイトルについて》
竜騎衆の接近は見どころの一つではありますが、今回はポップが主役であるため、「ポップ、決死の挑戦」または第30話のタイトルになった「ポップの覚悟」の方が適していると思います。
第27話「陸戦騎ラーハルト」
放送日:2021年4月10日(土)
収録話 (原作) | 第95話:猛反撃!!アバンの使徒の巻 第96話:竜騎衆最後の男の巻 第97話:鎧化対鎧化 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りです。
強いてあげるなら、ヒュンケルがラーハルトに海波斬を放つシーンですが、原作は片手(右手)で、アニメでは両手でした。
《タイトルについて》
ラーハルトがタイトルになるのはファンとしては嬉しいかもしれませんが、今回のストーリーは魔界の名工ロン・ベルクの鎧を持つ2人の激突であるため、「鎧化 vs 鎧化」がベストであると考えます。
第28話「ダイの秘密」
放送日:2021年4月17日(土)
収録話 (原作) | 第98話:思い出のナイフの巻 第99話:ダイ、出生の秘密…!!の巻 第100話:起死回生の巻 第101話:強敵に捧ぐ…!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りです。
最後はボラホーンがヒュンケルの背後に立つシーンで終了かと思いましたが、ポップを人質にとっているシーンまでありました。
3回連続で大ピンチを迎えたところで次回に続くことになりました。
《タイトルについて》
今回は「思い出のナイフ」「起死回生」「強敵に捧ぐ」と名タイトルが並びますが、ストーリー全体を見るとダイの誕生は今まで一番の謎であったため、「ダイの秘密」がベストであると思います。
ただ、ダイの出自以外の秘密が語られるわけではないので、原作通り「ダイ、出生の秘密」で良かったのではないかと思います。
第29話「バランの怒り」
放送日:2021年4月24日(土)
収録話 (原作) | 第101話:強敵に捧ぐ…!!の巻 第102話:我が身を盾に!!の巻 第103話:心を捨てた男!!の巻 第104話:竜魔人目覚める!!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ハドラーとザボエラが悪魔の目玉を通してバランの戦況を見つめるシーンが追加されていました。
バランがギガデインを放つ前に上空に暗雲が立ち込めるシーンはアニメで上手く表現されています。
また、竜魔人のカラーはドラゴンと同じ緑色だと想像していましたが、全体的に赤がメインカラーでした。
バランの竜魔人化は非常に丁寧に表現されており、原作を何十回と読んだことがある人にも見ごたえのあるシーンとなっていました。
《タイトルについて》
バランは冷静に戦うので、「バランの怒り」というタイトルはあまりフィットしていないように感じます。
「竜魔人目覚める」がベストだと思いますが、予告でのネタバレを避けるのであれば「心を捨てた男」の方が良かったかもしれません。
第30話「ポップの覚悟」
放送日:2021年5月1日(土)
収録話 (原作) | 第104話:竜魔人目覚める!!!の巻 第105話:おれたちのダイ…!!!の巻 第106話:ポップの最期の巻 第107話:吠えろ!!怒れ!!の巻 第108話:勇者ダイ復活!!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りですが、今回もハドラーとザボエラが悪魔の目玉を通して戦況を見つめるシーンが追加されていました。
(悪魔の目玉はバランの竜魔人化により消滅)
ポップのメガンテまでは非常にじっくり、その後はスピーディーな展開でした。
「第107話:吠えろ!!怒れ!!の巻」の最後のダイの拳に紋章が移るシーンで終了かと思いましたが、ソアラの血が奇跡を起こしたことにバランが気づいたシーンで終了しました。
《タイトルについて》
これまで冒険を共にしてきたポップがメガンテを放って死亡してしまうという非常にショッキングなシーンがあるため、「ポップの最期」が良いと思いますが、予告のタイトルで原作未読の方にネタバレしてしまうため、「ポップの覚悟」になったと思われます。
メガンテを放つ間際に「おれの冒険はここまでだぜ」と言うシーンがあるので、「おれの冒険」というタイトルも良いのではないかと思います。
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