2020年10月3日（土）からDRAGON QUEST ダイの大冒険のアニメがスタートしました。
ジャンプ連載時にも一度アニメ化されましたが（1991年10月～1992年9月）、バランとの戦いの途中で打ち切りになりました。（バランがダイの記憶を消そうとするも、それを跳ね返し、バランが去っていくところで終了）
本ページでは2020年版アニメ11～20話の原作の収録話、原作との違いをご紹介します。
※この記事にはネタバレを含んでいます。
第11話「魔剣戦士ヒュンケル」
放送日：2020年12月12日（土）
| 収録話 （原作） | 第35話：魔剣戦士ヒュンケルの巻 第36話：父の敵…アバン⁉の巻 第37話：黒き最強剣!!の巻 第38話：絶対絶命…!!の巻 第39話：獣王の涙の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りでしたが、ヒュンケルが投げ捨てたアバンのしるしをマァムが拾うシーンが追加されていました。次に続く重要な１シーンですね。
ついに登場した鎧の魔剣ですが、鎧化後は金属の光沢がしっかり入っており、近年のアニメの質の良さをしっかり出していると思います。
ただ、戦闘中は天を暗雲が覆いつくしていて太陽が見えないのに、上空からの光を反射しているようなテカテカ感に少し違和感がありました。
登場するモンスターは増えており、ヒュンケルの回想シーンで、原作ではバルトス以外ではオーク系・ギガンテス系のみでしたが、ヘルクラッシャー系・ミミック系が追加されていました。
回想シーンの中で、原作では剣の構え方が従来のブラッディ―スクライドとは異なりましたが、アニメでは大人になったときと同じブラッディスクライドになっていました。藤間久々津省
今回はクロコダインがダイの盾となり、ブラッディ―スクライドの直撃をうけますが、出血量は原作と比べてやや控えめに感じました。
第12話「ふたりのライデイン」
放送日：2020年12月19日（土）
| 収録話 （原作） | 第40話：これが地底魔城だ！の巻 第41話：稲妻にかけろ！の巻 第42話：潜入！死の迷宮の巻 第43話：決着の瞬間…!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りでしたが、ガルーダが飛び立つシーン、そしてダイがバダックから”くさびかたびら”を受け取るシーンが追加されていました。
また、２つのシーンが変更されていました。１つ目は、ヒュンケルがマァムを引っ叩いてしまう直接描写（音のみが響いて、平手打ちをしたことを暗示）が削除されていました。やはり、無抵抗の女性を引っ叩くという直接描写は今の倫理上NGなのでしょうか。２つ目は原作では決戦前夜（ライデインの特訓後）のダイとポップがバダックの小屋で会話するシーンがありますが、地底魔城の階段を下りながら話すシーンに変わっていました。
第13話「決着の瞬間」
放送日：2020年12月26日（土）
| 収録話 （原作） | 第44話：ダイ、魔剣に死す…⁉の巻 第45話：父の魂の巻 第46話：正義の稲妻剣!!!の巻 第47話：さらば孤独の戦士の巻 |
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《感想・原作との違い》
ストーリーはほぼ原作通りでしたが、魂の貝殻によるバルトスの回想の中で、アバンに敗れた直後のハドラーの衣服のお腹の部分が裂けていました。おそらく、この部分にアバンストラッシュを受けたため、原作とは異なり、この部分の衣服を裂いたと思われます。
ダイが魔法剣（火炎大地斬）を出してからは、カメラワークを含めてダイとヒュンケルによる剣技のアクションシーンが素晴らしい出来映えでした。
バトル終了後、フレイザードが死火山に火炎呪文を叩き込み、原作では歩いて去りますが、アニメではキメラの翼を取り出す描写が追加されていました。また、ラストは鬼岩城でフレイザードが中指を立てながら、パプニカ攻略を引き継ぐことを宣言しますが、アニメでは中指は立てずに”グー”をしていました。これも現代の倫理上NGということでしょうか。規制が厳しいことを思い知らされました。
この回が2020年最後の放送でしたが、vsヒュンケル編が終了し、キリよく新年を迎えることができました。
第14話「氷炎将軍フレイザード」
放送日：2021年1月9日（土）
| 収録話 （原作） | 第48話：合図の信号弾の巻 第49話：その時、レオナは……⁉の巻 第50話：残酷！フレイザードの巻 |
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《感想・原作との違い》
アニメでは、バルジの塔が元々灯台としての役割を持っていたことがバダックから語られました。
また、パプニカの兵士が食糧の争いをした際に、レオナが食糧を叩き落としてしまいますが、アニメではフードロスにしない描写に変更されています。
フレイザードが登場してパプニカの側近を次々と倒し、マリンの顔を激しく焼きますが、アニメではかなり控えめな描写になりました。また、アポロに対して放つ過激的なセリフ「（ここは戦場だぜ）殺し合いをするところだ」「男も女も関係ねぇ」という部分が削除されています。ある意味、過激派な男女平等主義者のフレイザード君でしたが、マイルド路線に変更されました。
この後もレオナがヒャドをフレイザードに放つシーンが追加されています。
アポロのメラゾーマとマリンのヒャダインをフレイザードが吸収するシーンがあったのに、ヒャドを出すとは・・・。最後まで諦めない姿を出したかったのかもしれませんが、賢者なのでメラ・ヒャド系以外の呪文も放てたのではないかなと思います。
第15話「恐怖の結界呪法」
放送日：2021年1月16日（土）
| 収録話 （原作） | 第51話：勇者対氷炎将軍!!の巻 第52話：恐怖の結界呪法!!の巻 第53話：凍れる美女・レオナ！の巻 第54話：噂の大魔導士の巻 |
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《感想・原作との違い》
冒頭で、気球とバルジの塔までの距離が離れていること（ダイはとんでもない距離をジャンプしていたことが発覚）、エイミがバダックに見張りを頼むシーンが追加されました。
また、パプニカナイフが転がる間にダイとフレイザードが技を出し合い、超スピードで攻防が繰り広げられている演出が加えられています。
原作・アニメ共通ですが、マァムが気絶したダイを抱えて気球に乗り込む時、直前まで持っていたパプニカのナイフはダイの手にありません。マァムに殴られた時に落としたものと思いますが、いつ拾ったのか気になります。
バルジの大渦に向かって墜落する気球の中でもマァムだけが最後まで諦めずに戦っているシーンが追加されました。
第16話「大魔導士マトリフ」
放送日：2021年1月23日（土）
| 収録話 （原作） | 第54話：噂の大魔導士の巻 第55話：マトリフの特訓の巻 第56話：バルジ島へ上陸せよの巻 |
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《感想・原作との違い》
予想はしていましたが、マトリフによるマァムの乳揉み＆お尻を触る＆転んだマァムのパンツを覗き込むというセクハラシーンは全てカットされました。
バダックが爆弾を作ることになり、マトリフが「その辺に転がっている材料を適当に使ってくれ」と指示するシーンがありますが、原作ではすでに爆弾が転がっていますが、アニメでは削除されています。爆弾を作るのに爆弾が転がっていてはマズいという配慮でしょう。
ポップを川に沈める特訓も倫理上マズいかと思いましたが、無事にアニメでも取り入れてくれました。
第17話「不死身の救世主」
放送日：2021年1月30日（土）
| 収録話 （原作） | 第57話：魔王軍総攻撃!!!の巻 第58話：超高熱の死闘!!の巻 第59話：不死身の救世主!!!の巻 |
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《感想・原作との違い》
冒頭でフレイザードがハドラーの決定に怒り狂っているシーンが追加されました。「手柄にうるさいフレイザードが納得しますか？」というザボエラの不安が的中したようです。
ハドラーに殴られ、顔が腫れてしまうマァムですが、アニメでは腫れが控えめになりました。いくら元魔王とは言え、女の子を激しく殴り飛ばすのはNGだそうです。
今回気づいたのは、戦闘が進むにつれ、次第に空が明るくなっていくことでした。原作は白黒のため、空の色まではわかりませんでしたが、朝に向かっていく様子がしっかり表現されていました。ダイ達は夜中にバルジ島に上陸しており、クロコダインが駆け付けた時にちょうど朝日が昇ったため、長時間戦い続けていたことがわかります。
ハドラーの「モズのはやにえのようにな」というセリフはカットされていました。子供にわかりづらい表現と判断されたためだと思います。
第18話「ヒュンケル対ハドラー」
放送日：2021年2月6日（土）
| 収録話 （原作） | 第60話：戦士復活!!の巻 第61話：激突!!ヒュンケル対ハドラーの巻 第62話：火を吹く最終闘気!!の巻 第63話：生と死の十字架の巻 |
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《感想・原作との違い》
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第19話「アバン流最後の奥義」
放送日：2021年2月13日（土）
| 収録話 （原作） | 第64話：突入!!レオナを救えの巻 第65話：フレイザードの執念の巻 第66話：嵐の弾岩!!!の巻 第67話：アバン流最後の奥義の巻 第68話：出たっ!!空烈斬の巻 |
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《感想・原作との違い》
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第20話「今すべてを斬る」
放送日：2021年2月20日（土）
| 収録話 （原作） | 第69話：魔炎気の巨人!!!の巻 第70話：いま…すべてを斬る…!!!の巻 第71話：さよなら魔弾銃の巻 第72話：勝利！そして・・・の巻 |
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《感想・原作との違い》
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